- ●ビデオに慣れてしまった今、8mmフィルムを使っていたころを思い出すととてもやっかいな代物ではありました。
しかし今でも忘れられない魅力もありました。
- 家の中で劇場と同じように自分の撮ったものを、ビデオではなく「映画」として上映できるのです。
- それに、ホールを借りて上映会を開き、たくさんのお客さんに見てもらって、その後ろからお客さんの反応を見ているなんて、言葉にできない喜びがありました。(実際は胃が痛くなりましたが)
今の自主制作映画は、ビデオやDVDでの配付、更にはネット配信というのが主流です。
確かにより多くの人に見てもらえる利点はありますが、やはりお客さんの顔が見れないというのは少し寂しいです。
写真は、品質期限切れで使いそびれた「シングル8」で、初期のパッケージのもの。
品質保証期限は1980年4月となっていました。
ところで8mmフィルムは国内では「シングル8」がまだ売られています。
- (特殊フィルムとして)
アフレコ用(文字通りアフレコできます)というのはもうありませんが、現像の時にマグネコーティングしてもらえるようです。
- (マグネコーティング:音を入れるトラックを磁気で付けてもらうことです)
しかし、現像後のマグネコーティングは受け付けていないようです。
「シングル8」は20数年前に一度品質が変わりましたが、それ以来品質は変わってないと思われます。
8mmも今のスチル用のフィルムぐらい超微粒子になっていれば、もっとクリアな映像になったのでしょうけどね。
現像所も今は大阪にしかなく、現像も1週間ほどかかると思います。
私が使っていたころとは今はパッケージだけは変わっています。
通販はこちらです。
定価を見ると、値段は私が使ってたころからやや高くなっているようです。
- 当時の値段に現像料が加わると2000円前後になりました。それで約3分20秒撮影できたのです。
●「スーパー8」と「シングル8」というのは方式の違いで、上の写真のようなカセット(マガジン)の違いで、カメラには互換性がありませんでした。
- (その後のVHSとベータ、またはウインドウズとMacのようなものです)
しかし、現像があがったフィルムのサイズは同じなので、映写機には互換性がありました。
- (更にこれ以前には「レギュラー8」という方式がありましたが)
「シングル8」はフジフィルム独自のもので、カメラも一時期を除いてフジカのカメラでしか使えない方式でした。
- そしてコダックの「スーパー8」方式はあらゆるメーカーからカメラが出ていました。
- (そのへんはMacとウインドウズと似てますね)
しかし、 8mmで特撮をやろうとすると、機構的には圧倒的に「シングル8」が有利でした。
ビデオカメラが出る以前の、遠い遠い昔のお話です。
海外ではまだ一部で「スーパー8」が売られているようです。
確か一昨年あたりに、世界的に8mmムービーが少しブームになって、なんと、ドイツでは新型の8mmカメラが出たそうです。
- (資料は2002年10月現在です)
- 資料提供・解説:水谷しゅんさん
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